サカテカス(前編)
¡Hola!
最近は一期一会という言葉がよく身に沁みます。
自分から行動を起こさなければ、そういった出会いも起きないことを実感しています。
まあ、こういったくさい話は置いといて、、、笑
週末にグアダラハラから北にいったところにある、
サカテカス(Zacatecas)というところに遊びに行ってきました。
金曜日の授業が終わってすぐに市バス乗り込み新バスターミナル(Nueva Central Camionera)へ!
旧バスターミナルはめちゃくちゃ汚かったんでどんなもんかと思ってたんですけど、
めちゃきれい! 空港みたい!
Omnibus de México社でサカテカス行きのチケットを購入! 片道525ペソ(約3,150円)
もう少し安い会社もあるみたいやけど、車内でWi-Fi使えるしバスもきれいそうなんでこれにしました。
サカテカス行きは他の会社も含めると一時間に3~4本くらいでてるんで便利です!
バスはこんな感じ
乗る前には飲み物やお菓子、サンドイッチのサービスもあります。
車内では映画が流れてるんやけど、音がそこそこうるさい。笑
イヤフォン配ったんやったら音はそれで聞けるようにしたらええのに。
景色やら映画見てたら、4時間ほどで途中の経由地アグアスカリエンテスに。
アグアスカリエンテスにはNISSANの工場もあるし、日本の国旗がたってる建物もあるし、「日本」が多くありそうな街。
アグアスカリエンテスをでると検問所?みたいなところを通る。
何もやましいことはしてないと言っても銃を持った兵士が入ってくると緊張する。
その後サボテンとかしかない荒野を走り抜けて、
そこから市バスに乗り換えて20分くらいでサカテカスの市街地に行けます!
泊まるとこはサカテカスのカテドラルからすぐ近くのHotel Villa Colonial
ドミトリーで一泊600円!サカテカスは安宿が少ないだけに助かる。
ロビーでしかWi-Fiが使えないのは難儀ですが、、、
でもテラスから見えるカテドラルはとても綺麗です。
夜のサカテカスは賑やかで楽しそうですけど、この日はほどほどにしとこうということで、適当にタコスを買って広場でバンドの演奏を聞きながら食ってました。
そして、サカテカス二日目。
いよいよ街歩き開始です。
サカテカスはスペインによる植民地時代に築かれた街です。
当初は征服活動において治めた一都市に過ぎなかったんですが、
16世紀の銀鉱脈の発見によって町の様相は一気に変わります。
サカテカスの銀鉱はボリビアのポトシ銀山に次ぐもので、産出された銀は一時期世界の20%を占めたと言われています。
そして巨万の富を得た貴族が豪邸を作り、様々なキリスト教会が教会や修道院を建てるなどして、メキシコシティにも引けを取らないほど繁栄したそうです。
また、1914年のメキシコ革命における激戦地としても知られています。
そして、サカテカスは別名ピンクシティという愛称を持っています。
その理由は、この地でとれる砂岩は赤みがかっていて、それを使って建築が行われているんで、建物全体がピンクがかっているからなんです。
その様子は後でお見せします!
こんな植民地時代の街並みを色濃く残しているサカテカスは1993年に世界文化遺産に登録されました。
街並みはとてもきれいでどこを切り取っても絵になります。
また標高が2500m近くと高いので空気が澄んでいて空がきれい!
それではサカテカスの名所を写真とともに紹介します!
まずはサカテカスのカテドラル(大聖堂)
正面の装飾がすごいです。
中はこんな感じ
中の装飾がとても綺麗です。金ぴかです。
結婚式?やってたんで奥までは入れなかった。。。
そして街の南側には当時使われていた水道橋の一部が残っています。
そしてそのすぐそばにあるホテル、キンタ・レアル(Quinta Real)は昔の闘牛場を改装した造りになっています。
宿泊客じゃなくても入れるので、
入らしてもらって写真をパシャリ
そして次におススメするのは、
エデン鉱坑(Mina del Edén|)です。
当時の鉱山が一部観光用に見学できるようになっています。
入口は東側と西側に二つあり、それぞれから15分くらいの間隔で鉱坑内のツアーがあります。
大人80ペソ(約480円)学生60ペソ(約360円)です。
今回は東側の入口から入りました。
ツアーが始まり、エレベータで地下の坑道へと降りていきます。
坑道はこんな感じ。ほんとはもっと暗いですよ!
ガイドはスペイン語なんですが、
鉱坑内には当時を再現した人形などがあるので、
当時の過酷な労働環境などがわかると思います。
言っていることはところどころわかったんですが、
メキシカンジョークについていけなかったのがつらい、、、
笑いのタイミングがわからん
現在は下層の方が水で浸水しているんですが、とても澄んでいてきれいです。
なんで流れ出すとこがないのにきれいなのかは不明。笑
そして最後には中南米の鉱山で採れた鉱物の博物館や鉱山バーがあり、その後トロッコで地上に上がります。
所要時間は約1時間。
中はちょっと寒いです。
次に紹介するのは博物館です。
サカテカスには多くの博物館や美術館があるんですが、
紹介したいのは2つです。
一つ目がペドロ・コロネル博物館(Museo Pedro Coronel)です。
(大人30ペソ(約180円)学生15ペソ(90円))
この博物館はペドロ・コロネルの作品を展示しているのはもちろんなんですが、
彼が収集した古今東西の美術品が展示してあります。
その数は相当です。笑
ピカソやゴヤ、シャガールの絵画から、メキシコの古代文明の出土品。
そしてアフリカやオセアニアの古い美術品も。
エジプトのミイラもあります。
そして、清朝の青磁器もあれば、日本の浮世絵もあります。
日本の仏像とメキシコの出土品が並んでるのはここだけやろな笑
そして二つ目の博物館は、ラファエル・コロネル博物館(Museo Rafael Coronel)です。(大人30ペソ(約180円)学生15ペソ(約90円))
名前をみて察するようにペドロ・コロネルの兄弟です。
こちらの博物館には、ラファエル・コロネルの作品と、
これまた彼が収集したコレクションが展示されています。
兄弟で何やってんだか。
なんか「なんでも鑑定団」で出てくる骨董好きの完成型を見たかのような気がします。
骨董収集家の聖地にしたらええと思う。
そして彼が収集したのはメキシコの民芸品や土器などです。
メキシコでは伝統的な儀式などで、古来から仮面が使われてきました。
そしてここにはメキシコの様々な地域で、様々な時代に使われた多種多様な仮面が約2000種類も展示されています。
このため、仮面博物館とも言われているんですが、これは一見の価値だと思います。
またこの博物館は16世紀に建てられた元修道院を使っており、建物も美しいです。
それでは、そろそろサカテカスを上から眺めたいと思います。
眺める場所はブーファの丘というところです。
ここに行くには車で上がることもできますが、
Teleféricoというロープウェイを使う方法もあります。
せっかくなんでサカテカスの上空を移動するロープウェイに乗りました。
運賃は片道50ペソ(約300円)です。
ブーファの丘はメキシコ革命時の激戦地としても知られていて、
革命軍の英雄パンチョ・ビリャの銅像や当時の武器や革命の流れを勉強できる博物館もあります。
そして、これがブーファの丘からみたサカテカスの街です。
ピンクシティと言われる所以がわかったでしょうか?
サボテンとサカテカス。
Teleféricoとサカテカス。
十分に景色を満喫してのちホテルに戻りました。
そして夜のサカテカスを堪能するためにしばし休憩。
ホテルからみたTeleférico
長くなってきたので、二日目の夜と三日目の紹介(←これが一番のハイライト!)は後編と銘打って後で書きます。
¡Hasta luego!