テキーラ!!

¡Hola!

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最近朝がひんやりする日(それでも半袖でいけるくらい)が多いですけど、

相変わらず昼はかなり暑く、日差し強いが強いです。

なんで、サングラスと帽子を買おうとSan Juan de Dios(「地球の歩き方」ではリベルタ市場)に行ってきました。

 

こんなとこです。

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三階建てのとても大きい市場で、所狭しと店が並んでます。

しょっちゅう行くんですが、いつもどこ歩いてるのか分からなくなりますね笑

簡単にどんな店があるかと言うと、

一階は食料品や民芸品などのお土産物が売っています。

二階は屋台と時計やサングラス、電化製品を売っている店が多いです。

そして、三階は靴や帽子、衣服、ゲーム、映画などが置いてます。

当然のことなんですが、ここで売ってる物はほとんど模造品です。笑

メキシコ人は結構ブランド物のサングラスや靴、服を持ってるんですが、

だいたい偽物らしいです笑

 

市場を歩いていると、店員がオラ!アミーゴ!とかヘイ!チノ!(チノ=中国人、こっちの人にとって中国人、韓国人、日本人は同じ)って声をかけまくってきます。

そして物を選びながら値段交渉をして買うっていう流れです。

そんでレイバンのサングラス(60ペソ=約360円)とアディダスの帽子(80ペソ=約480円)を購入。

模造品といえどもほんと質とかも良いんで、これで十分ですね笑

(ブランド物好きの方には申し訳ありません。)

ほんと、誰がどこで作ってるのかが気になるところですね笑

 

 

ちょっと前置きを書くつもりが、長くなってしまいました!

今日の本題は、先週の土曜日に行ってきたテキーラ村についてです!

ある人から遊んでばっかというお言葉をいただいたので、今回は社会見学というスタンスで書きたいと思います!

 

テキーラ村と聞いて、大学生が悪ふざけで飲むあのお酒と一緒の名前やん、

と思う人もいると思いますが、お察しの通りテキーラの名前のもとになった村です!

メキシコといったらテキーラという印象があると思うんですが、

テキーラという名前は、テキーラ村のあるハリスコ州とその周辺で、竜舌蘭(アガベ)を主原料に造られたものでなければ名乗ることができません。シャンパンと同じですね。

そして、テキーラはメキシコの伝統とスペイン人の技術が混ざり合ってできたもので、その文化的価値が認められ、

テキーラ村にある醸造所や景観がなどが世界遺産に登録されています。

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そんなテキーラ村を社会見学しに行こうということで、友達と行ってきたわけです!

 

グアダラハラからも日帰りツアーがたくさんあるんですが、

個人で行くより安く済むことはないんで、自力で行ってきました!

サカテカスの時と違って、今回は旧バスターミナルから出発です!

運賃は往復140ペソ(約840円)で、所要時間は片道2時間でした。

テキ―ラ村に近づくにつれて、あたりはアガベ畑ばっかりになってきます!

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このツンツンしたものが全部アガベです。

 

ヒマドール(アガベを収穫する人)のモニュメントが迎えてくれます!

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工場見学をするために観光案内所に行こうと、セントロの方に歩いていると、

難波の戎橋のように勝手にツアーの勧誘が寄ってきます笑

テキーラ村には4つくらい工場があって、

それぞれに工場見学のツアーがあるんですが、内容や値段などが変わってきます。

価格は100ペソ~250ペソで、250ペソだと工場見学に街観光がついてきます。

テキーラのブランドはホセ・クエルボしか知らなかったので、そこにしようと思ったんですが、ホセ・クエルボはアガベ畑を間近に見ることができないとのこと、、、

アガベ畑で写真を撮るというのがやりたかったので、、、笑

 

結局英語のガイドもいて、アガベ畑もみれるSauzaのツアーにしました。

価格は150ペソ!

まずはSauzaの建物まで連れていかれ、ツアーが始まるまで待ちます。

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もうすでにここでテキーラの試飲もできます!

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1時になってガイドがきたのでツアー開始です!

この車に乗ってまずはアガベ畑へ!

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これがアガベ畑です!

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テキーラの主原料であるアガベなんですが、収穫するには6~8年かかります。

収穫するころにはこんなにでかくなってるんですよね。

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比較写真を撮るとともに、アガベ畑で写真を撮るという目標も達成!

 

そして、収穫の様子をデモンストレーションしてくれます。

アガベを地面から引っこ抜いて、不必要な茎の部分を切り落とします。

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この茎の部分は固くて尖がってるんでめちゃくちゃ痛いです。

 

そしてテキーラを作るために必要な根茎の部分だけにします。

パイナップルに似ているのでピーニャと呼びます。

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だいたい一つあたり40キロぐらいあります。

ヒマドールは6時間で6~7トンほど収穫するというんですからすごいですね。

 

ちなみにアガベは花を咲かせるのに数十年かかるそうで、

花が枯れた後は種をあたりにばら撒き、そこからまた新しいアガベが生まれるそうです。

70年くらいたったアガベがこれです。

4メートルくらいあるかな。

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畑を見た後はいよいよ工場見学です。

昔ながらの製法を見学できるところもあるんですが、Sauzaでは機械をつかって製造しているところしか見学できなかったのでちょっと残念でした。

簡単に製法を説明すると、

①まずアガベを真っ二つに割って、高温で長時間蒸します

②そして石臼などのローラーで砕き、液を搾り取ります。

③その後発酵させ、

④何度か蒸留させると完成です。

 

栽培から製造まで長期間かけて製造されるテキーラですが、

日本のコンビニなんかでも手に入りますよね。

これはどうしてかというと、アガベを51%以上使っているとテキーラと名乗れるからなんですね。

日本でよく売られているテキーラはだいたいこれで、あとは砂糖などによって甘みが足されています。このようなテキーラを「Mixtos」と言います。

そして、アガベを100%を使用しているテキーラには「100% de Agave」と書いてあります。

最近では100%アガベのテキーラも日本で手に入るそうなので是非試してみてください。日本で売っているのはアルコール度数30~40%くらいやと思います。

 

100%アガベでアルコール度数64%のテキーラを試飲したんですが、

砂糖とは違う甘みがあって美味しかったです!

 

また、テキーラは熟成させるほど美味しくなるそうなので、熟成年数によってもランクがあります。

 

Sauzaの工場にある壁画

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テキーラの製造過程と、飲んだ人々の喜怒哀楽が描かれています。

一番手前は泥酔している人。笑

 

そして工場見学が終わった後は、マルガリータをいただけます!

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塩とライムでさっぱりしていておいしいです!

 

 

そのあとはバスの時間まで町を散策!

とても小さな町なんですぐ回れるんですけど、ほんとにテキーラ一色です。

世界シェアNo.1のホセ・クエルボの工場前

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ホセ・クエルボの博物館兼ショップ

トレードマークのカラスの像があります!

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テキーラのカテドラル

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テキーラを飲むマダムの像

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ベンチにまでもアガベが!

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そして、街中には様々なツアーの車が走ってます。

樽型バス

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唐辛子型バス

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また、街中にはテキーラ飲んでるおっさん達もいました笑

メキシコでは路上で飲酒するのは法律で禁止なんですが、

ここではオッケーなんかな笑

 

そんなこんなでバスの時間になったので、グアダラハラへ帰りました。

 

 

最後にメキシコ人のテキーラの飲み方を少し紹介します!

1つ目は水かソーダで割る方法です。

コーラで割る人もいるそうですね。

 

2つ目の方法は、caballitoと呼ばれるテキーラグラスでそのまま飲むものです。

その時はライムや塩を準備して、

飲んだあとにライムや塩を舐めます。

 

 

日本でもメキシコでも、テキーラっぽい模造品が売られていたりします。

本物と違いのわからないサングラスや帽子の模造品と違って、本物のテキーラは別格です!

Mixtosでも良いですが、

1度は値段が高くても100%アガベのテキーラを買って、メキシコ流の飲み方を試してみてください!

 

それでは¡Hasta luego!