¡Hola!
以前予告したように、今回はメキシコ第2の都市であるグアダラハラでの移動手段について書こうと思います!
運賃に関して1ペソ=約5.5円で計算してみてください。(2016年6月25日現在)
①Metro(メトロ)
メトロとは地下鉄のことです。
グアダラハラのCentroの地下を東西に走るLinea1と、
Centroの少し東を南北に走るLinea2があります。
そして、この2路線はJuárez駅で交差しています。
運賃は一律7ペソです!
5時から23時までを約5分間隔で運行すると車内には書いているんですが、
もうちょっと間隔は長い気がしますね笑
比較的駅や電車もきれいなので全然利用できるのですが、
あまり観光地を通ることはないので、利用する機会はあまり無いですね。
※シティの地下鉄はスリなどが多いというので注意してください!
鉄道でいえば、グアダラハラ南部にも鉄道が走っているんですが、
これは主に貨物が目的なんで利用することはありません。
しかし観光用のTequila Express(テキーラ・エクスプレス)というものがあるらしいです。
鉄道移動はこんなもんですかね。
現在Centroのカテドラル周辺では工事が行われており、新しいメトロができるそうです。
しかしすでに2年ぐらい工事をしており、さらに完成まであと2年ほどかかるそうです。
2年後にもできてなさそうですが、、、笑
前回書いたようにメキシコは車社会なので、
グアダラハラでは車関係の移動手段が充実しています。
まずは
②タクシー
街中には流しのタクシーがたくさん走っています。
ちゃんと登録されいるタクシーには「SITIO」って書いてあります。
車種はほとんど日産のTSURUというものです。
しかしですね、はっきりいってタクシーの利用はお勧めしません。
特に流しのタクシーは危険な時があるそうです。
理由1 ちゃんと目的地に行かない
目的地を言っても違うところに連れていかれることがあるそうです。
理由2 ぼったくられる
外国人だったら特にですね。メーターをいじってるタクシーも多いそうです。
理由3 運転が荒い
まあこの通りです。
もし利用するなら、タクシーを捕まえるときに、車体に「SITIO」と書いているかを確認し、運転手がちゃんとした人そうかを見てください。
そしてメーターがちゃんと動くかを確認するか、先に運賃を交渉して決めるのが得策でしょう。
③Uber
しかし、バスのない遅い時間の移動や、空港までのような長距離の移動にはタクシーを利用せざるを得ない状況があります。
このときにお勧めするのがUberです。
Uber
- Uber Technologies, Inc.
- Viajes
- Gratis
itunes.apple.com
日本ではあまり浸透していない配車サービスですが、
車もきれいで、安心。そして運賃もクレジットでの支払いが可能で、さらに安いと、タクシーよりも良いことづくめです。
アプリで位置情報を示すと近くを走っているUberに登録された車が来てくれます。
次に紹介するのは
④Trolebús(トロレブス)です。
これは前回の大気汚染の記事で少し紹介した乗り物です。電気で動くバスです。
Centroを東西に走っており、観光用に使えるのではないかと思います。
利用したことがないのでよくわからないです。
運賃は一律7ペソです。
⑤Macrobús(マクロブス)
Centroの西部を南北に走るのが、この二両編成のマクロブスです。
2011年にパンアメリカ大会がグアダラハラで開かれた際に、競技場へのアクセスを便利にするために作られたバスです。
本来三車線だった道路の中央側の一車線ずつを、マクロブス専用レーンとして利用しています。バスですが電車みたいな感じです。
マクロブスには快速と普通があるんで、乗る時には注意が必要です!
運賃は一律7ペソです!
⑥Camión(カミオン)
カミオンはいわゆる市バスです。
グアダラハラでもっとも利用されている交通手段です。
カミオンは、
いろんな意味でメキシコらしさを感じることができる乗り物だと思います。
カミオンには二種類あって、「TUR」や「Premier」と書かれている少しグレードの高いものと、後は普通のバスです。
「TUR」や「Premier」はエアコンがついているバスです。
運賃は7~12ペソです。路線によって値段が少し変わります。
車内にはテレビも付いていて、僕が乗ったときは料理番組が流れていたんですが、
画質が悪くフリーズしまくるんで、知らん間に料理ができてました。笑
そして、もう一つの普通のバスの方ですが、
運賃は一律6〜7ペソです。
バスごとにルートが決まっていて、ひたすらそれをぐるぐる回っているという仕組みです。
この市バスを駆使すれば、
グアダラハラはどこでも行くことができます。
毎日乗る路線と使ったことがある路線は覚えたんですが、
でも、ルート検索ができるサイトがあるので、それを利用するといいでしょう!
そしてバスの時刻表ですが、もちろんそんなものはありません。
始発は5時くらいで最終は22時半くらいです。
普通は長くてもだいたい15分くらい待てば来るんですが、
たまに同じ番号のバスが続けて通って、その後なかなか来ないっていうこともあります。笑
それではここから、
まずバス停を見つけるんですが、無い場合は基本交差点の手前で待っておけばいいでしょう!
そしてバスが来ると手を挙げて、乗車の意思を示します!
しかし、必ずしもバスが停まってくれるとは限りません!笑
パターン1
バスが満車で降りる人がいない場合
←これは仕方ない
普通ドアが閉まるかどうかになるまで人を乗せます。
パターン2
歩道側の車線に寄れない
は?ですよね。
バスはいつも歩道側車線を走っていると思ったら大間違いです。
少しでも前に遅い車があると直ぐに抜こうとして左車線によります!
しかしその後、車線変更出来ずにスルー、、、
パターン3
進行方向の信号が青の時
なかなか青に変わらない信号が青だった場合は、
行ける機会を逃したくないので乗客より信号を優先し、
スルーされることがあります。笑
僕が今まで経験したのはこのようなパターンですね。
別にスルーされるのは良いんですが、
この時に、運転手があからさまに視線を合わせようとしないのには腹が立ちますね笑
次に乗る時の注意事項です。
バス停で停まっている時間はF-1のタイヤ交換くらいの時間しかありません!
バスが減速しながらドアを開ける→乗る→ドアが閉まって発進→運賃を払う→ギアをセカンドからサードへ→お釣りと乗車券をもらう→
トップギア
ぐらいの流れです。
ガムの包み紙みたいなペラッペラの乗車券もらった頃には、50キロくらい出してますからね。
座るまで待ってくれるとかそんなことはありません。
乗って直ぐを左右に曲がる場合は、遠心力との戦いです。
普通は前扉から乗るんですが、満員バスの場合は後ろから乗ることもあります。
その時は他の乗客に頼んで運賃を前までリレーしてもらいます。
するとちゃんとおつりと乗車券が自分のところまで戻ってきます!
助け合いの精神ですね!
そして乗ってからも気を抜いてはいけません。
急発進、急ブレーキはザラですし、カーブでも減速しません笑
また舗装が悪いところも多く、石畳の道を走る路線もあります。
また、タイヤがツルッツルでブレーキもヘボいんで、止まるときはすごい音がします。笑
立ってる間は棒にしがみついて、肩幅くらい足を広げてバランスを取るようにしましょう。
メキシコ人はちょっとやそっとの揺れにはピクリともしないのですごいです。
力のモーメントや
慣性の法則を体で覚えているのでしょうか、、、
恐るべき国民たちです。
もし座ることができても、座席は駅のホームによくある座り心地の悪い、固いやつです。
なんで座ることができても荒い運転のせいで前の座席に膝ぶつけたり、長時間座ると腰やケツが痛くなってきたりします。
時々、道にスピードを落とさせるためのボコッとしたやつがあるんですが、減速が足りなければ一瞬ケツが浮いて、座席に叩き付けられますからね笑
そんで今のヤバかったよな?って感じで他の乗客と共有しようとしても、メキシコ人には日常茶飯事なので、何食わぬ顔してるんで残念です。
また、乗っていても順調にルートを進むとは限りません。
昼時になると運転手もお腹が減るんで、
タコス屋の前で停まってお持ち帰りを頼む事もあります。
その間は乗客も乗ったまま
タコスが出来上がるのを待っています笑
前はいきなり止まってどうしたのかと思いきや、チケット売り場でチケット買ってましたからね笑
さらに渋滞や前方で事故があった時などは、勝手にルートを変更して回り道をする事もあります。これはグッジョブ!
またバスの故障やガス欠で急に降ろされる事もあるそうです。
これにすぐさま対応できる乗客もすごい!
運転は言わずもがな荒く、車間距離も取らないのでバスが事故ることもよくあるそうです。
前はバス同士で擦ったんですけど、お互いそのまま走ってました。
運転手はどんなんかと言うと、
バスは自分のものが決まっているのか、
運転席周りを自分でデコってる人が多いですね。
キリストの像を置いたり、ミラーにサルのぬいぐるみぶら下げたり。
ほんでしょっちゅうイヤフォンつけて音楽聴いてるか、電話してます。
危ないからやめてほしい笑
車内に音楽を流している運転手もいます。
また、バスと信号待ちで隣り合わせになると、直ぐにドア開けて運転手同士で話したがります。だいたい汚い言葉ばっかり言ってるだけですが、、、
そしてこういう時はだいたい青になるとカー
チェイスのように、どっちが先に行けるか競争するんですね。
座席については上述した通りです。
そして優先座席も設けられています。
座席の数の割には優先座席が多い気がしますね。
バスによって座席の配置や数が違うので一概には言えませんが、、、
若い人は頑として優先座席には座りません。
自分だけ立っていて、あとは優先座席しか空いていないといった場合でも座りません。
そういう教育を受けているんでしょうか。
また
車いすの方が乗れるためのリフトが付いているバスもあります。
車いすの人が乗ってくるときは乗客も手伝うこともあります。
そういう助け合いの精神が根付いているところがメキシコのいいところだと思います。
また、ギターを持った人が乗ってくることがあります。
そして一通り演奏が終わるとお金をもらって降りていきます。
同様にチョコや飴、花などを売りに来る人が乗ってくることもあります。
何言ってるかわからないですが、演説をしてお金をもらいに来る人もいますね。
そして、目的地に着くちょっと前に後ろのドアまで行き、
降車ベルを押します。
当然ですが、ドアまで行くまでもこけないように注意する必要があります。
また、降車ボタンが鳴らない場合もあります。笑
そういった時は運転手に、止まってくれ!と叫びましょう。
たぶんイヤフォンをしていて聞こえないでしょうが。
そしてドアが開いて止まると、ドアに挟まれないように素早く降ります。
これで終わりです!
いかかだったでしょうか?
確かに危険なことも多いです。
しかしメキシコらしい雑なところや思いやりのあるところなど、一番メキシコを感じることができるものだと思うので、僕は好きですね。
グアダラハラに来たときは、今回紹介した乗り物を駆使してもらえばと思います!
次回は
グアダラハラ総集編も兼ねて自分が行った観光名所を紹介したいと思います!
それでは
Hasta luego.